茅ヶ崎は、市民と事業者どちらが大事?  

高齢者の事故に対応できない温水プール

先日、茅ヶ崎市の萩園温水プールで起きた話を聞きました。

70代の女性がプールで泳いでいる途中、肩に痛みが出て、しばらくベンチに座って休んでいたが、そのうち気分の悪さを訴えてお手洗いに向かった。

仲間の方が気になって確認に行ったところ、見るからに危険な様子で、お手洗いに座り込んで動けずにいた。

しかし、プールの男性監視員が「女性トイレには入れない」という理由で確認をすぐに取らず、とりあえず休憩室に運んで休ませてみたらどうか、などのやり取りもあって、救急車を呼ぶのが遅れた。

スポーツ中に、高齢者が気分の悪さを訴えてもうろうとして、見るからに普通でない様子で座り込んでいたのに、なぜ救急車を呼ばないのか。

スタッフは危険な状態と判断出来なかったのだろうか?
 
そのやり取りのあいだも、高齢の方は座り込んでいた。仲間の方がスタッフに救急車を呼ぶよう怒鳴った。やっと来た救急車で搬送され、病院での診断は脳出血だった。しばらくICU で様子を見ていた結果、大事には至らなかったのが幸いだった。

こういった高齢者のプール事故は過去に何度もあって、表に出て来ていないだけのようだ。

温水プールの指定管理者として市が指名したのは、文化・スポーツ振興財団だが、ますます増えるであろう高齢者のスポーツ中の事故に危機感を持っていない。
 
こういうケースに直面したとき、監視員やスタッフが素早く判断、対処できるようなシステムを作ったり、専門的な講習をするなど、市民の命を守ることを怠っている。

外郭団体である文化・スポーツ振興財団には、税金から多額の維持管理費が渡されている。当然、市民の命を守ることに維持管理費は使われるべきだ。

ハコモノ建設や開発事業には100億円を超えるような税金を注ぎ込んでも、どこか市民の命は軽視されて後回しにされている茅ヶ崎市政の現状だ。

住宅街で深夜までコミセン建設

写真は、新しく建設された松浪コミセンに設置されたモニュメント、というか「看板」。

角がとがったエッジの石材で、そこに分厚いガラス板がはめ込まれて、しかもガラスのエッジがむき出しなデザインだ。

このモニュメントには、軽自動車が一台買えるぐらいの税金をかけている。

こんな大げさな看板が必要なんだろうか? 
 

f:id:Merimaa88:20150523010444j:plain


安全性について建設部に聞いてみると、

「どこに何の問題があるんですか?」というのがまず返答だった。

「ガラスのエッジは処理してあるから切れない」 
「ケガしたら市が責任取りますが、事故の状況によります」
 
その一方で、自転車置き場を示す立て看板など、金属の角が尖ったままの処理で実に安っぽい。後日に、コミセンが防音になっていない設計のため、楽器の音が響いてしまうことが判明した。 

松浪コミセンを亀井工業が建てていたとき、台風が多かったので納期に間に合わなくなりそうになった。

それで、突貫工事をはじめた。

コンクリートの流し込み工事など、深夜の2時までやっていた。
ほとんど毎日、夜の10時まで工事をしていた。

茅ヶ崎市の夜間の騒音基準にも違反だし、工事が間に合わないなら、市と事業者が話し合えばいいこと。なんで近隣の住民が、連日、夜中まで騒音につきあわされるのかと思う。