なぜ、こんなにサメが目撃されているのだろう? 茅ヶ崎

火山活動は明らかに活発化

サメではないけれど、今年4月10日、茨城県鉾田市の海岸にイルカ(カズハゴンドウ)160頭が打ち上げられた。
毎年打ち上げられるが、100頭を超すのは見たことがないということだった。

東日本大震災の1週間前、2011年3月4日、イルカ約50頭が茨城県鹿嶋市の海岸に打ち上げられたこともあった。 

今回は、近くで大きな地震は起こらなかった。
起こらなかったけれど、このあと火山活動は明らかに活発化していったと思う。




小笠原諸島西方沖M8.1 とシャチ

2013年の11月に、小笠原諸島の「西之島」付近でおよそ40年ぶりに噴火。それ以降、火山活動は目に見えてふえていった。

〈2014年〉
8月 3日  口永良部島(鹿児島県)も34年ぶり噴火。
9月27日 御嶽山(長野、岐阜県)の噴火(噴火警戒レベル3) 

〈2015年〉
4月13日 蔵王山(山形、宮城県)に火口周辺警報 
5月 6日 箱根山は、噴火警戒レベルを1から2に。
5月 7日 桜島(鹿児島市)の爆発的噴火が今年500回
      最も速いペース。 
5月 3日 阿蘇山(熊本県)火山性微動で20年ぶりに震度1 
      8日には、M1.7震度3 
5月29日 口永良部島(鹿児島県)新岳で爆発的噴火 
      噴火警戒レベル5(避難) 
5月30日 小笠原諸島西方沖地震 M8.1(震度5強)
      震源の深さ682km 


口永良部島で爆発的噴火があった翌日、5月30日、小笠原諸島西方沖でM8.1 の地震が発生した。
船に乗っているような、長い揺れ方の深発地震だった。 

小笠原諸島西方沖の地震では、過去92年間で最大。
震源の深さ682kmは、M8以上の地震では世界最深になった。 

また、気象庁が1885年に地震の観測を開始してから初めて、47都道府県すべてが震度1以上で揺れた地震だった。
 
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東京湾でシャチの群れが目撃されて、「シャチは前代未聞」とニュースになったのは、この小笠原諸島西方沖M8.1 の5日前、5月25日の出来事だった。

大地震前触れか 東京湾にシャチ 関係者も衝撃「聞いたことがない」 (1/2ページ) - 政治・社会 - ZAKZAK


「海中に住む生物は体内に、優れた電磁気センサーを持っているとされる。今回、シャチも地震が起こる前に海の底から伝わってくる磁力をセンサーで事前に感知し、東京湾に現れた可能性はある」と、武蔵野学院大の島村英紀特任教授はコメントしている。

なぜ、サメの出没が頻発しているのだろう?

*沖縄ちゅら島財団総合研究センターの佐藤圭一氏は「夏場は日本各地で見られて当然」と言う。この夏、目撃されたシュモクザメやメジロザメはふだん南方にいるが、海水温が上がる夏は餌の魚を追いかけて北上する。「例年もサメはいたが、今年はニュースで注目が高まったのではないか」


*東海大海洋学部(静岡市清水区)の山田吉彦教授は「今年は関東周辺の沿岸部で海水温が高い状態が続いた上、雨も少なく塩分濃度が安定しているため、餌を求めて岸に近づいたサメが定着しやすい環境にある」と指摘する。


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茨城県鉾田市沖に現れた大型のサメ=5日午後(県警提供) 

*各サメに適水温があって、海流とともにサメが移動したりする。たとえば黒潮が接岸してきたときは、岸近くにもやってくることがある。シュモクザメは比較的暖かい水温を好むので、暖かい水温とともに移動していることはある。
(さかなクンのコメント)


相模湾は深海につながっているので、もともと生態系が多様。サメ、エイ、クジラ、イルカ類はひんぱんに目撃されている。シュモクザメは地引網にすらかかって来る。藤沢市の片瀬東浜海水浴場では、「サメの騒ぎで遊泳注意を決めたのは初めて」とのこと。 

それほど、大騒ぎになるような、特別なことではないのでは? というのが、大方の見方のようだ。

地震や火山との関連性は?

しかし、やはり気になるのが、地震との関連性。
サメと、地震との関連を指摘する専門家のコメントは、ほとんどない。

火山はどうなのだろう?

西之島の噴火以降、日本全国、相模湾周辺も火山活動は明らかに活発になっている。
海底の地熱があがってきている、海底で何かしらが起こっているということは、ないのだろうか?

小笠原諸島西方沖M8.1のあとも、

6月16日 浅間山 小規模噴火(2009年5月以来)
6月30日 箱根山 噴火警戒レベルを2から3に引上げ
8月15日 桜島 噴火警戒レベルを4に引き上げ

サメの目撃情報が増えた8月は、桜島では8月15日に火山性地震が多発し、噴火警戒レベルが3から4に引き上げられた。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150820/k10010196051000.html


暖かい水温のためなのか、それとも、海中の生物の持つすぐれた電磁気センサーが海底の何かを感知しているのか?

いずれにしても、海底火山を利用しての、海底地熱発電は、世界3位の資源量をもつほど、日本は火山が多い。火山と地震のエネルギーは同源。

やはりこの数年の火山活動の活発さは、何らかの連動に注意を払うにこしたことはない?  

答えは、サメやイルカやシャチなどが知るのみ、かもしれない。


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小笠原諸島西方沖地震 M8.1の震源


七島-硫黄島海嶺

伊豆諸島から火山列島(硫黄列島)に至る海嶺。
東側の小笠原海嶺、西側の西七島(にししちとう)海嶺とともに伊豆-小笠原海嶺を構成し、その中央列をなす。
ほぼ南北に約1200km延び、南は中マリアナ海嶺に続く。
火山活動が盛んで、北部に伊豆諸島、南部に火山(硫黄)列島がある。
中部には西之(にしの)島のほか、海底火山が点在。

延長線上に箱根があるのも、気になるところ。
 
merimaa88.hatenablog.jp