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湘南に住もうと思うなら、松林と住む話

『湘南』には、 実は「松林」こそなくてはならないもの、なんです。

タガのはずれた、茅ヶ崎公園のテニスコート移転と複合施設

驚くような実態が次々と・・

現在、茅ヶ崎公園の奥を掘り返して(青少年会館のあった場所)、新しくテニスコート4面を造成中。
完成後に、現在コート4面ある場所に、複合施設(福祉会館と青少年会館を合体させたもの)を建てます。

調べはじめた時は、話のいきさつが不明瞭で、情報もろくに話さない、資料も出さない、担当課それぞれが「自分たちは関係ない」と返答するような状態で、数日間、市役所をたらい回しにされる有様でした。

それが、茅ヶ崎公園の4面のテニスコートをつぶして複合施設を建て、テニスコート5面(当初は5面)を公園の奥に移転する、という市の計画です。

そして調べてみると、驚くような実態が次々と明るみに出てきました。

(この記事は平成29年3月に加筆しています。)




違法な会議での基本計画でスタート

まず、平成21年3月~10月まで、この新たに建てられる複合施設についての「検討協議会」が8回開かれています。

検討協議会の委員は16名、周辺地区の自治会や、施設を使っている団体の関係者です。 
市の担当課は施設再編整備課、福祉総務課、青少年課。

なぜか、不思議なことにテニスコートの担当である「スポーツ健康課」や、公園や景観を担当する「景観みどり課」「公園緑地課」は含まれていません。 


この検討協議会は「要綱」で設置されています。そして要綱には「施設の規模やその内容について意見交換を行うため」と書かれています。

話がむずかしくなりますが、こういった議会の了解を得ない会議では、意見交換のみで、決議を取ったり、内容をまとめてはいけないことになっています。

しかし、この協議会では、施設の移転場所についての決定や、話し合いの内容のまとめ、なども行われています。

市長との「懇談会」も開かれ、そこで「協議会のまとめ」が提出されています。市長みずからが「協議会のまとめ」を受け取っています。

そして、協議会での意見を踏まえた「基本計画」が作られています。


つまり、要綱で設置された会議でこのようなことをするのは違法なのです。

つい最近も、「134号沿線の活性化に関する有識者会議」が同様な理由で、監査委員から違法と判断されました。
これは新聞報道もされて、市長のコメントもHPに載せられています。

つまり、市が住民に説明してきたのは、違法に設置した会議による計画内容だった、ということです。

これが、まずひとつです。

merimaa88.hatenablog.jp

「コートは5面に増えます」という誘導説明

そして、さらにひどいのがテニスコートについてです。

テニスコートの移設については「コートが4面から5面に増える」、と市は協議会で説明しています。

茅ヶ崎テニス協会は「初めから5面の移設計画の話と聞いた」と言いますが、コート移設計画については、テニスコートを利用する市民の意見を、市は当然聞かねばなりません。

しかし、平成21年から現在にいたるまで、コート利用者の市民と意見交換する場は、一度もないままとなっています。
(青少年会館の利用者と、市の青少年課は何度も意見交換している。)

もともと、松の景色の美しい茅ヶ崎公園テニスコートの移転は必要ない、あの場所の方が野球場で強風がさえぎられて使いやすい、という意見は多いのです。
 
協議会の中では「5面に増えるということで、コート利用者の人たちは移転に納得したのでしょう」というニュアンスで話がすすめめられています。

これは、市が始めから5面を設定して資料を作成し、コート利用者には何も情報をオープンにしないまま、意見を聴くなどの市民参加もないままに、協議会で委員の結論を「コートの移設に誘導していった」のが実態です。


この協議会の参加者から「複合建設ありきで話が始まっているのはおかしい」という意見もあります。委員は違法な会議に参加させられてしまったのです。

また、テニスコートについての市からの説明部分は、議事録にも記録されていません。  
 

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近隣市の市営コートでは、もっとも美しいと評判の茅ヶ崎公園コート

実はコートは4面しか作れない!

そして、つい最近11月7日になって、

「実は、コートは5面作れない」という市の発表がありました。

「テニスコートが5面に増えるから移設でいい」と、協議会で話し合われていたのが平成21年。
それから6年も放置されて。たって、工事を始める間際の段階になって「コートは4面です」と市は言い出したわけです。

理由は、住民からの指摘で「安全上の問題で、コートを5面取れる広さがなかった」「松を残すためには5面取れない」「騒音上の問題」などですが、いかに最初の段階で、ズサンな計画書だったか証明するものです。


そうなると協議会での話し合いの前提になった条件や資料が、根底から変わることにもなります。
 
この事実は11月7日に発表されましたが、市が住民、利用者に伝えたのは2ヶ月以上も後の1月中旬で、市議会議員にも会派を回って口頭で伝えるのみ、発表を全員協議会の資料に文面で残していません。
 
こんなズサンな計画を、チエックせずに通す議員の責任も重大です。

あまりにタガのはずれた茅ヶ崎市

★違法に設置された会議で作られた基本計画(市長が報告書のまとめを受け取っている)

★テニスコートは5面作れない

★茅ヶ崎公園テニスコート利用者は年間2万人以上。しかし、コートの設計や利用条件について、利用者との意見交換会は、一度も開かれていない。 

★テニスコートの移転により、コートが住宅街に隣接することになり、配慮が必要になる設計や利用条件が協議されていない。 

(スポーツ公園でない狭い公園に、中体連の要望で観客席を設置するとした計画が、周辺住民とトラブルになった)

★移転費用、建設費用が総額でいくらかかるのか、住民・市民に答えられない。
(予算は、30億円近くにふくれあがっているのでは?)


このような事実がいくつも明るみに出た以上、計画はいったん止めて「白紙撤回」し、もういちど違法でない会議で周辺住民を交えた話し合いからスタートするのが当然です。

あまりにタガのはずれた経過ですが、事前の協議に、スポーツ健康課、景観みどり課、公園緑地課が入っていないのも驚きでした。


これから100億円以上を投入して建設される柳島スポーツ公園。
柳島スポーツ公園のテニスコートは事業者に「優先使用枠が与えられている」ので、杉山愛の経営するスクールが入ります。(これも、市民や利用者に知らされていません。)

柳島スポーツ公園では、スクールの時間帯は市民はコート利用できませんし、茅ヶ崎公園の移転するコートも早朝が使えなくなります。

テニスコートに関しては、茅ヶ崎公園のコート移設費用の数億円と、柳島スポーツ公園の100億と巨額の税金をかけた挙げ句に、市民が利用できるテニスコートは、実質は今より減ったことになります。 
 
違法も正当なような顔をして住民に説明し、都合のわるいことは知らせなければいい。後で説明して、市民・住民の了解を取ったことにすればいい。茅ヶ崎公園もその典型的な事例と思います。

市の仕事は、あまりにもタガがはずれています。
 

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