茅ヶ崎ゴルフ場は住民の「広域避難場所」
12/4 (金) フジテレビ 【みんなのニュース】
<シュザイブ> 避難場所がなくなる? 意外な住宅密集地に問題
6時15分から、フジテレビ「みんなのニュース」で、
茅ヶ崎市のクラスター火災と、広域避難場所である「茅ヶ崎ゴルフ場」が開発される問題が報道されました。
大地震などで、火災の延焼が止まらなくなった場合、神奈川県でもっとも危険なエリアと警告されている茅ヶ崎市。
大火災の熱から身を守るには、小中学校の校庭の広さでは足りない。
ゴルフ場のような広域なスペースでなければ、住民の命を守れない。
それが分かっていながら、
住民6万人の広域避難場所に指定されている「茅ヶ崎ゴルフ場」(6割は県有地)が、開発されようとしています。
住民の命を守る「広域避難場所」をせばめ、緑をこれ以上開発で減らすことは、住民と行政とのあいだでの社会問題に発展しています。
そのことが、ニュースでコンパクトに分かりやすく報道されていました。
それではどこに避難すればよいのですか?
フジテレビのニュースの中で、「広域避難場所」である茅ヶ崎ゴルフ場を開発することについて、茅ヶ崎市長のコメントがありました。
「広域避難場所が減ってしまったら、住民はどこに避難すればよいのですか?」
この質問に市長は、「今のゴルフ場というのは、平面での利活用しかないわけなので、例えばもう少し立体的に活用出来ることも可能性としてある。」とコメント。
市長の言う「立体的な活用」とは、ゴルフ場の土地に「ビルなどを建設すること」を意味しているとしか思えません。しかし、建物が広域避難場所としての機能を持つのでしょうか?
そして、市長はいったい、何を根拠にして答えたのでしょうか?
これほど命にかかわる問題にかかわらず、では、どれほどの高さで補えば命を守れるのか、安全と判断するのか、そういったシミュレーションやデータを、市長は住民にいっさい出していないのです。
すでに、防災の専門家からは「危機認識を持っていながら、ここ(茅ヶ崎ゴルフ場)に開発許可を出したなら行政による人災」という意見書が、県に提出されました。
以前に、「ゴルフ場が開発されたら、収容できない住民はどこへ行けばいいのか?」について、市長からの回答は、「お隣の藤沢市に避難場所があります」というもので、住民は驚きました。
広さはあらゆることに活用できる
茅ヶ崎ゴルフ場の緑の、広いスペースは、大災害時にあらゆることに活用できます。
そこが、ビルなどの建造物とは大きく違う点です。
「広域避難場所」としての機能はもちろん、避難テントの設営、物資の保管場所、ペットたちの収容場所、それは土と天然芝生の空間だから可能なのです。
何もない芝生のスペースだからこそ、災害時の避難生活での使い方は無限にあります。
そして「県有地」だからこそ、可能になるスペースです。
私たちが自分の命、家族の命、ペットの命を守る「広域避難場所」としての「茅ヶ崎ゴルフ場」を開発の手から守るために・・・
小さな一歩でかまいません、住民の声を届けるために踏み出してください!