茅ヶ崎市のペット避難をどうしよう・・・? Part1

茅ヶ崎は県でクラスター火災1位、ペット率2位!

茅ヶ崎市の犬の登録数、ご存知ですか?

約1万5千頭だそうです。
ちなみに藤沢市が2万3千頭、平塚市が1万5千頭、鎌倉市が1万1千頭です。

ネコは登録がありませんが、犬の90%程度の頭数のようなので、1万3千匹とすると、茅ヶ崎は犬とネコで2万8千匹になります。
未登録の犬もいれたら、きっと、3万匹ほどになるでしょう。

茅ヶ崎市の人口は約24万人ですから、8人に1匹ぐらいは犬かネコを飼っていることに・・・

茅ヶ崎市は、犬ネコ密度もとても高いので、震災時には避難所などにペットがあふれることになります。災害時のペット避難は、大きな問題になっています。 


f:id:Merimaa88:20180223124033j:plain
 

実際に、大地震がおこったら・・・

早朝や夕方に、犬をつれて散歩する方の多さを見ると、茅ヶ崎市の避難場所(小・中学校)は、災害時には犬やネコも満杯になるかもしれません。 


ペット避難には2種類の考え方があります。

*同行避難・・・災害発生時に飼い主がペットを同行し、避難所(小・中学校)で避難生活すること。ただし、ペットは屋外。

*同伴避難・・・避難所で、ペットが人間と一緒の居住スペースに入れる。


熊本地震の例などでも、避難所の室内で人間とペットが一緒という「同伴避難」は不可です。

ペットへのアレルギーのある人への対応、吠え声、排泄物の処理などの問題もあり、「同伴避難」が認められるケースはほとんどないでしょう。

また、ペットといっしょに避難所で生活できることを保障する条例はまだないですし、ペットを避難所に受け入れが出来るかどうかは、避難所ごとに独自で決めていくことになります。(ペット収容は認めていない避難所もあります。)

「ペットとの車上生活」を選択する人が増える理由のひとつでしょう。
 

www.asahi.com


避難所が人で溢れれば、先の震災でも、高齢者への対応や、乳幼児へのミルクやおむつの不足、ノロウィルスなど感染症の伝染など、、、避難所はごった返します。

そういった状況のなかでは、おそらく、どちらの言い分が正しいとか、間違っているのか、そんなことを言っている余裕もなくなってしまうものです。

なるべく悲しい状況が起きないように、今のうちに考えておくことが私たちにできることです。


f:id:Merimaa88:20150609220542j:plain

「避難所」と「広域避難場所」の違い

茅ヶ崎市は、ご存知のように県下で最大のクラスター地域、つまり延焼火災地域です。 

延焼火災から命を守る「広域避難場所」の確保は、行政の大前提になります。

ところで、ペットを飼っている皆さま、

☆「避難所(小・中学校)」と「広域避難場所」の違いを知っていますか?

ペット避難をするうえでも、とても重要な部分です。


★広域避難場所・・・大規模火災の熱や炎、煙から避難する場所。「避難所」よりも広域のスペース。(茅ヶ崎ゴルフ場、茅ヶ崎公園など)

★避難所・・・火災などの危険がなくなった後に避難生活を送る場所(小・中学校など)


避難するということを考えると、つい小・中学校の「避難所」にペットを連れて駆け込むことを考えます。
しかし、時と場合によっては、つまり大きな延焼火災が発生してる時は、避難所のグラウンドの広さでは延焼火災の熱風に襲われて、飼い主とペットの命が危険にさらされます。

大規模火災から避難する場所として指定されているのが「広域避難場所」です。


www.city.chigasaki.kanagawa.jp

もし、大規模火災がおこったら・・・

大規模な延焼火災から避難するには、火災の熱が届かない広い場所でなくてはなりません。
市が指定している「広域避難場所」、あるいは近くに「広域避難場所」がない場合は、木造密集地域から離れた広い場所。

特に高齢者や障害のある方は、火災に囲まれて逃げ場を失う前に、早めに避難します。

避難リュックをしょって、ペット用のケージやフードなども持って、子供の手を引いて、、、広域避難場所へ向かいます。考えても本当に大変。

そして、火災の危険がなくなってから避難所(小・中学校など)に移動して、避難生活を送るのですが、、、


もし、ペットと避難生活できる場所がないのなら、どうすればよいのでしょう?

人口の激増した茅ヶ崎市では、「避難所」すら足りていないでしょう。特に南部の海岸側では、これだけ家が密集してしまうと、新しい避難所や広域避難場所を確保するスペースを確保することも困難です。 


(下の記事へ続く)

merimaa88.hatenablog.jp

merimaa88.hatenablog.jp