「柳島しおさい広場」と放射性物質「白いテント」茅ヶ崎市 その1

広大なみどりの芝生

「柳島しおさい広場」を訪れた人は、ゴルフ場を思わせるような7ha の広大な緑の芝生の光景に驚くことでしょう。

134号線をはさんで、向かい側に建設予定の「柳島スポーツ公園」が6.5 ha 、藤沢の八部運動公園が5.7haなので、かなりの広さ。 

県の下水処理場の上部に、これほどの広さの公園が整備されてるとは想像がつかない場所です。

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「放射性セシウムを含む焼却灰」を保管する白いテント

しかし、この公園が一般の公園と違っているのは、たえまなく匂ってくる処理場の臭気と、隣接している、白いテントの存在。


2011年3月11日、東日本大震災。
東京電力福島原発事故によって拡散した放射性物質は、大気の流れにより神奈川上空にも達し、雨などにより下水管に流入。処理された下水の下水汚泥焼却灰にも、放射性物質が含まれるようになった。 

2011年11月、柳島下水処理場の放射性セシウムを含む焼却灰は、1 日平均8.5トン、2700トン以上にもなった。飛散防止のため1トンずつアスベスト用袋に入れ、上からブルーシートを被せただけの状態で、敷地内に野積みされていた。

12月、県がやっと予算をつけてテントを建て保管を始めた。
白いテント1棟で3200万円という。

結局、5月のピーク時には4400ベクレルあった灰は、12月まで野積みになったままだった。

柳島地区で説明会も行われたが、近隣で遊ぶこどもへの安全性や、住民への情報の開示が不十分だと、不安の声も寄せられた。
 

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★柳島汚水処理場で、ブルーシートをかぶせて保管していた様子。 


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公園の隣に白いテント

放射性物質検出の焼却灰保管で県がテントハウス建設へ、地元は「分散を」/茅ケ崎|カナロコ|神奈川新聞ニュース

県はお金のかかる施設をやっかい払い

平成24年、県の施設である「柳島キャンプ場」が茅ヶ崎市に譲り渡されたのに続いて、県の「しおさい広場」も管理が市に移される。 

施設が増えたからと、手放しで喜ぶわけにはいかない。

キャンプ場であれば、宿泊施設や下水道の整備が必要で、日々の管理費用が発生する。公園も整備、管理費(税金)がこの先ずっと必要になる。
 
とにかく維持管理にお金のかかる施設に、県はお金は払いたくない。
県にとっては、県立公園も手放したいものに過ぎない。

たとえそこが、6割が県有地である「茅ヶ崎ゴルフ場」のように、市民6万人の広域避難場所に指定されていても、売却して金に換えてしまいたいのが、県の姿勢。今までの賃料ならやっていけるのに、バブル時の賃料をふっかけてゴルフ場の運営会社を追い出してしまった。

アンケートでは、周辺住民の多数がゴルフ場の存続を望んでいるのだが、「ゴルフ場の存続はオレは認めない」とはじめから県に広言する、茅ヶ崎協同の代表者が交渉の席についている。
 

「白いテント」に「放射性セシウムを含む焼却灰」を移動した。
しかし当時、子どもたちは高い数値が検出されている、焼却灰が野積みになっている脇にある公園で遊んでいた。
早急に、立ち入り禁止にするべきだったのでは?

黒岩県知事の対策も、市長の対策もないままだった。


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