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湘南に住もうと思うなら、松林と住む話

『湘南』には、 実は「松林」こそなくてはならないもの、なんです。

市民でジャッジ!「柳島スポーツ公園」茅ヶ崎市 その5(ローカルファースト) 

情報を知らされていない市民

「柳島スポーツ公園」の記事は連続5回となりました。

資料が膨大なので、これでもごく一部です。

そう考えると、市民に当然に共有されねばならない情報、報告されねばならない情報が、あまりに少ないことに、改めて驚きます。 

柳島スポーツ公園は、100億円の税金を投入します。

いったい、市民は柳島スポーツ公園について、どれだけのことを説明されていたでしょうか?

住民参加の意見交換の場を作り、市民と情報を共有すること。  

それが、当たり前なのです。

市民は、ただ「結果」を報告されているだけです。




東京オリンピック ISO : 20121

「その他すぐれた提案」という、入札の項目があります。

(以下 M社:ミズノ K社:亀井工業ホールディングス) 

M社は、柳島スポーツ公園を使用する「2020年東京オリンピック・パラリンピック」に向けた提案を出していました。

〈事前合宿誘致〉
柳島スポーツ公園の施設スペックを生かして、事前合宿地としてアピール。

〈IOC 公認の文化プログラム〉
茅ヶ崎の文化や観光を世界にアピールできます。

〈地元選手の強化〉
茅ヶ崎市や神奈川からの選手出場を目標に、選手育成やビクトリー・クリニックでのスポーツ振興

〈ISO 20121 に準じた大会とイベント運営〉
 

K社の提案は 
〈送迎バスの運行〉  
茅ヶ崎駅〜公園までの周遊コースで、送迎バスの運行
〈大会イベント時の、パーク&ライド〉
など。

この「その他すぐれた提案」の採点は、
K社3.75 M社2.5で、K社のバス送迎が評価されました。


(追記)
現在、検討中? 実施されない場合、入札の採点はどうなるのか・・・?


「なぜオリンピック提案が評価されなかったのか?」という質問についても、市は回答していません。
当然、採点した委員がいますが、なぜ評価されないのかという経緯を説明できる「入札の議事録がない」と市は言っています。

市民集会のレベルでも話し合いは録音されて、議事録はあります。

本当にないとしたら、市長、副市長、部長など市の幹部の責任の問題です。

また、この採点の委員長である有識者教授は、どのような理由で議事録を作成しなかったのでしょうか?


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ローカルファーストへの高い評価

「地域経済社会への貢献」
「自由提案」の次に、ジャッジの点差が大きくついた項目です。

K社15.0 M社11.25 とジャッジで差がつきました。


審査員の講評によると
K社は、「ローカルファーストというコンセプトを打ち出して、地元中心の業務実施体制を構築し、積極的な地元在住者の雇用確保、県内で生産される材料の採用、地域社会への連携や地域活性化の貢献に関して、具体的で実現性の高い提案をしている点を特に高く評価した」とあります。


いっぽう、M社への講評は
「M社は、市内在住者の雇用確保、市内名産品・地元資材の活用や地域イベントへの協賛など、地域社会との連携や地域社会への貢献に関して、具体的に提案している点を高く評価した」とあります。

内容としてほとんど同じ、どこが違うのか分かりません。

「地元中心の業務実施体制を構築」という部分の評価だとしたら、K社の構成企業、協力企業のことを示すのでしょうか?

「審査員の講評」では3ヶ所で、「K社のローカルファーストというコンセプトを、特に高く評価した」とあります。

ローカルファーストって何のこと?

それではいったい、「ローカルファースト」って何なのでしょう?


「ローカルファースト」は、柳島スポーツ公園の落札者である、亀井工業ホールディングスが自ら提案しているコンセプトです。「ローカルファースト」は、同社は登録商標も行っています。

茅ヶ崎で「ローカルファースト・シンポジウム」が開催されています。 
コーディネーターは、亀井工業ホールディングスの代表取締役。
茅ヶ崎市長、副市長、また、協力企業になっているパーム・インターナショナルも参加しました。


しかし、ローカルファーストのコンセプト(定義)については、提唱者である亀井工業ホールディングス自身が、『ローカルファーストは、あくまで自己の気づきの問題であり、それぞれの価値観、解釈、活用があって良いと思う。あまり定義付けをしたくない』と講演しています。


では、いったい何がローカルファーストのコンセプト(定義)なのでしょう?


あえて言えば、以前からある「地産地消」のようなものでしょうか。

それならば、M社も茅ヶ崎に日参して、多数の地元企業と協力を結び、地元市民の雇用や、地元資材の調達、市内名産品のPR、市のイベントへの協賛や地域の活性化など、提案内容はほとんど同じです。

違うとすれば、それに「ローカルファースト」という名称がついているか、いないかぐらいででしょう。
 



入札の選定基準に採用するのであれば

茅ヶ崎の公共事業を数多く落札している民間企業 K社。
自ら提案している「ローカルファースト」が、今回の入札の採点で高い評価を受けています。

しかし、今回の入札の総合評価方式は、入札価格だけで決めるのではなく、「価格と品質」の双方を評価する方法です、

「価格と品質」をそれぞれ評価するものであって、評価基準が明確でない「コンセプト」を評価基準とすべきでないと考えます。


それぞれの価値観と解釈があり、定義付けのない「ローカルファースト」を、公共事業に使用することは、「評価の公平性」に問題ないのでしょうか? 

ローカルファーストのコンセプトを、入札の選定基準に採用するのなら、パブリックコメントなどで市民の意見を聞いたうえで、事前に、市の考えを市民に明らかにする必要があります。

そのような市民に分かる手続きがなく、ローカルファーストを評価基準に採用するのであれば、評価の公平性を失うことになります。 


また、パブコメでは「鍼灸・マッサージ室、自転車販売、スタジオを作って欲しい」という市民からの要望は1件もなかったのですが、採点では満点がついています。

★市民の要望は、いったいどこに反映されているのか分からない 
★市民への情報提供もなく、
★行政サイドと関係者だけで勝手に話が進められている

現在の「茅ヶ崎市長の典型的な問題点」が反映されている、100億円のスポーツ公園建設といっていいでしょう。 

merimaa88.hatenablog.jp

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