柳島まで歩いて逃げられません!

5km歩けば広域避難場所があります・・・?

市民6万人の「広域避難場所」である茅ヶ崎ゴルフ場。

ここは、大地震の同時多発火災による延焼火災から、海岸側の住民の命を守る場所。


ここが開発されて「広域避難場所」でなくなって、火災から身を守れない場合には、かなり離れた「柳島の広域避難場所まで逃げればよい」、と言い放つ茅ヶ崎市役所幹部もいました。(現在の茅ヶ崎副市長です。) 


いや〜、びっくりです!
思いきり市民の命を軽視した言葉です。
高齢者、子ども、障害を持った方などは頭にないのでしょうか。


クラスター火災エリアで、あちこちから出火して延焼中に、茅ヶ崎を端から端まで歩けと言うのですね。

距離にして5km はあります・・・ 


どうやって、そんな離れたところまで、
震災時に、火災の時に、走って、歩いて逃げられるのでしょうか!?


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それに・・・
★茅ヶ崎市が作った「茅ヶ崎市液状化ハザードマップ」で見ると

http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/008/005/ekijoukamap.pdf

柳島は「液状化の可能性非常に大きい ランク1」です。


www.townnews.co.jp

★茅ヶ崎市が配布した「津波のハザードマップ」
茅ヶ崎市津波ハザードマップ|茅ヶ崎市


これは、「震災後、服部茅ヶ崎市長をはじめ、太平洋沿岸に隣接する13市町の首長らが早急な再検討を要望していた」もの。
 
茅ヶ崎で起こりうる地震の中で、津波の規模が最も大きい地震であれば、柳島地域に、高さ7・95mの津波が地震発生から23分後に到達するとされている。

震源地によっては、柳島の住民も柳島から避難することもありえます。

県知事が知らないなんて・・

茅ヶ崎ゴルフ場は6割が県有地です。

どうやら黒岩知事は、茅ヶ崎市が県で最大のクラスターを持つ延焼火災地域のことも、
「茅ヶ崎ゴルフ場」が市民6万人の広域避難場所であることも、ご存知なかったようです。

県が2011年に出した想定です。

真っ赤に茅ヶ崎のクラスターが表示された分布図を見て、知事は絶句していたようです。
県の幹部職員も、「茅ヶ崎をこんなクラスターにしたのは市長」
(我々の責任ではない。広域避難場所のことは市に聞いて、という発言。)

市長は、2011年に県から出された火災延焼の警告を見て「愕然とした」と言いました。

それでも、広域避難場所である茅ヶ崎ゴルフ場を開発して「柳島まで歩けばいい」と言うのが、茅ヶ崎市なのですね。  


merimaa88.hatenablog.jp