「藤沢SST」の口コミを見て

前に「オハナ茅ヶ崎」のことを少しアップしたら
アクセスが多かったので、「藤沢SST 」のことを書いてみます。

SSTは、まだかなり空き地のままで、開発途中で詳細は分かりませんので、
ただ地元民が思ったことを勝手に書いたレポートですのでご了解ください。




もともとは藤沢市の広域の工場地帯

立地としては、湘南と呼べるかはちょっと微妙です。
もともと敷地はパナソニックの工場跡なので、土壌汚染ニュースはありました。


*2008年の神奈川県のタウンニュース
「約13万5600平方メートルある工場跡地は 現在、来年3月の完了を目指し、工場解体とあわせて、 土壌汚染物質(カドミウム、鉛、テトラクロロエチレンなど) 浄化作業が行われている。」

このニュースは記憶にあるし、工場の解体後、かなり長期にトラックが出入りしていました。
茅ヶ崎市赤松町のパナソニック工場跡地も、土壌汚染が出ています。
情報を隠す企業も多いので、公開してるのは良い方かもしれません。 

藤沢駅まではちょっと遠い

藤沢駅には、かんたんにアクセス出来る距離ではないです。
前に面している県道は藤沢方面に向かって、渋滞する時はします。
 
全般的に湘南は、夏場とかGWなど時期によって大渋滞はあります。

駅から自宅が離れていて都内へ通勤する場合に、通勤の大変さがネックになってくる話は、けっこうあります。
 

イメージへの温度差はあるかもしれない

正直なところ、宣伝のような高級な立地なのかな?
もともと川沿いの工場の多かった地域です。 
何ていうか、お金持ちの集まるエリアみたいに宣伝していたので、イメージ的にどうなんだろうと思ったのですが、
当初の物件の値段を見たら驚いた。5000〜6000万円。

思わず「うっそ~!」 あの立地環境で??
あのサツバツとしてた場所で?
(と、おそらく地元の人はこう思うでしょう)

広大な跡地といっても、前面の30号線(交通量はたいへん多い)と、後ろ側の JR線路(線路沿いには藤沢に抜ける道路)にはさまれて、すぐ脇は引地川です。


JR線路の向こう側は、大きなモールがふたつ。

「湘南モールフィル」は、日本電池藤沢工場の跡地。
隣にソニーテクノロジーセンター。
「Mr.Max  湘南藤沢ショッピングセンター」は、NOK 藤沢工場の跡地。
藤沢SST 自体もパナソニック工場の跡地。
引地側の藤沢寄りに、日本精工など。

昔からの広域な工場地帯なので、その辺がおそらく地元の感想と、市外・県外から来る方では温度差が出てくる物件なのかも。

やはり音は気になった

今はまだ周辺に空き地が多いので、土は音を吸収するし、のどかな感じもしています。
でも、マンションが建つといきなり音って反響する場合があります。

南側の30号線や、北側のJRの線路沿いに近ければ、騒音は大きくなります。
交通量はとても多い道路なので、当たり前ですが。
大型トラックもひんぱんに通ります。


やはり「音はうるさいかも」と最初に思った感想。
なので、こんなに30号線の歩道ぎりぎりに、家を並べて建てる意味が、ちょっと分からなかったです。

歩道と家の間をさえぎる樹木などがないです。
海岸からの強風は、南南西から吹くことが多く、風や騒音、排気ガスなどの覚悟は、必要なのでは?

外から見るより密集していた

家と家の距離がもっとあるのかと思ったら、意外と住宅密集地していました。 

最終的にマンション含めて1000戸ですか、、
 
やっぱり、1000戸完成すると今とだいぶイメージ変わってくるのでは。

線路向こうのモール、SST自体も合わせて、人工的な開発に囲まれた雰囲気なので、自然らしさを求める人は、向かないのだろうと思います。
(かといって、湘南らしさを残した自然環境も、ほとんど残っていませんが・・・)

みどりを整備していない開発

樹木が植えてあるけど、とても1000戸+商業施設をまかなう緑地とは思えなかった。
緑が豊かだった頃の湘南の記憶があるので、やはり人工的な緑地に思えます。
家の値段に見合わせるなら、もっと緑地を広く増やしてほしい。

しかし、こういった開発が今の湘南の典型かもしれません。

藤沢市、茅ヶ崎市の開発って、最近は何かホント殺伐としてます。
線路向こうのモールもそう。
買い物と駐車場だけで、緑や心休まる空間とか配慮が少ないです。

工場跡地の開発だからでしょうけれど、とにかく緑地が圧倒的に少ないのです。
工場のときの方が、樹木が多かったかもしれない。全部伐採して、更地にしてしまった。
辻堂北口の湘南テラスモールも、周辺環境とにかく緑を整備してほしい。 




湘南はクラスター火災地域が多い

東日本大震災のあと、津波だけが話題になるけど、
湘南で物件を探すなら「クラスター延焼火災地域」のことも知ってください。


神奈川県の想定で、県下で最大の延焼火災地域は茅ヶ崎市。 
特にJR線路の南側(海岸側)は、大地震での焼失推定2万戸。
市の端から端まで焼け野原です。そのうえ「広域避難場所」が少ない。

だけど、茅ヶ崎以外でもこういう密集地域は多いです。

不動産屋は津波は説明しても(しないかもしれないけど)
延焼火災のリスクは言わないと思うし、たぶん重要事項にも火災の想定は書かないでしょうし。


関東大震災で鵠沼は液状化しています。
藤沢市の南部のほとんどは、液状化の発生が高い地域です。

湘南のイメージの違い

県外から来る人の湘南のイメージに、「住宅密集」というのは、ポンと抜けてるのかもしれない。
今は松林はほとんど伐採されて、家の密集地とマンションと開発された施設だらけ。
のどかな湘南の面影は、すでに激減しているのが現状です。

マンションのイメージ図などは、たいてい合成でみどりを加えて、みどりに囲まれたイメージになってたりします。

湘南は、海岸に近ければ潮での建物の劣化などは、当然あります。
特に海岸近くでは、昔は「松林」が潮や風や音をさえぎってくれていたので、海岸近くでも快適に暮らせたというのはあります。

防砂林、防風林、防潮林、防音林としての松林がないと、砂、風、潮、車の音に直撃されてしまうことになります。

みどりとの共存、みどりの保全を考えるべきなのに、
無惨なほど樹木を伐採して開発して、適当に「湘南ブランド」ネームをつけて売ってしまいます。


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藤沢SSTから まだ空き地が多い
 

湘南に似合わない景観だった太陽光パネル

ちょっと驚いたのは、歩道に延々と並んだ太陽光パネル。
敷地内に電線がないのが売りでしょうが、太陽光パネルを歩道に向けるコンセプトは変ですね。

宣伝のためだろうと思いますが、まちの景観とか考えてないみたいです。


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本来ならこの歩道との境は、街路樹のような樹木をたっぷり植えるスペースでしょう。

土地が南に面しても、目の前が30号線なので、「道路との間に街路樹のような樹木を育てるスペースがない」のを不思議に思いましたが。

周辺住民も含めて、緑の木陰のある快適さは、歩道に必要です。
 
そういう意味では、工場の時の方がよかったですね。
年数をかけて育った樹木の緑が、ずっと歩道沿いに続いていて。
今太陽光パネルのある場所に、樹木のみどりが続いてましたから。
ぜんぶ、伐採してしまいました。もったいない。
 

藤沢SSTの「太陽光パネル」を見ていると、
「太陽光パネル」はむしろ緑地を減らす、という見本になってしまっていませんか? 


(6月20日 追記)

この記事を書いてから3ヶ月後、SSTの前を通って、
ちょっと驚いたことが、、、

「太陽光パネルの並ぶ歩道と、敷地の間に街路樹がない」と書いたのですが、
実際にどういうことになったかというと

家が歩道ぎりぎりに立ち並んで南道路ですから、すべてベランダが歩道側についています。
そこに一斉に洗濯物や布団が干されると、どうなるかというと、、
交通量の多い通り沿いに、ずらっとそういう洗濯物と布団の干された景観が続く訳で、、 

それを隠すための街路樹の緑がないのです。

はじめに見た時の、街路樹スペースのない不自然さというのは、やはりこういうことになってしまうのです。

分かっていながら利益優先で、あのような設計になるんでしょうか。

江の島がヨットのオリンピック会場になったとか言ってる一方で、こういった街作りをする行政の責任でしょう。


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太陽光パネルにとって、このような樹木の木陰があったのでは発電しない。
みどりの景観は不必要というジレンマがありそうです。
樹木を植える、緑を育てるスペースが限定されるなら、周辺環境にとっても影響があるように思える街の設計です。 


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